猫は脱走の達人
目にも留まらぬ速さで外に出ようとする猫ちゃんに、困ったことのある飼い主さんは多いはず。
とくに元野良猫を飼うと、自力でドアや窓を開けて外に出ようとする執念にビックリしてしまいますね。
外に出れば病気をもらったり事故に遭う危険もあるので、猫の安全を考えると脱走防止柵が必要です。
このページでは玄関やベランダなど、脱走スポット別におすすめ猫脱走防止アイテムをご紹介します。
猫の脱走防止策おすすめ7選
今回ご紹介する脱走防止アイテムの一覧。商品名をクリックすると商品の説明に移動します。
商品名 | 脱走箇所 | 説明 |
---|---|---|
にゃんがーど | 玄関 | しっかりした扉付き |
キャキャ | 玄関 | パーティション式 |
猫ケージ | すべて | 一時的な退避用 |
のぼれんニャン | ベランダ | つっぱり棒タイプ |
猫網戸脱走防止フェンス | ベランダ | 低価格で人気あり |
サッシシマリ | 網戸・窓・ふすま | スライド式の扉全般に |
ペットディフェンスα | 網戸 | 網戸破り防止 |
脱走スポット① 玄関・ドア
猫の脱走スポットナンバーワンは玄関。脱走するタイミングは
・飼い主が外出するとき
・飼い主が帰宅するとき
・ふとした来客でドアを開けるとき
特に帰宅時は猫が玄関前にいるか分からないので油断出来ません。
玄関からの脱走を防ぐには、玄関前の廊下部分に開閉出来る脱走防止柵を設置するのが一番のおすすめ。これで安心して帰宅出来ます。
賃貸住まいでも使える玄関用脱走防止扉をお探しならコレ
賃貸マンションだとネジやビス止めで取り付けたりすることが出来ません。そこで登場するのが突っ張り棒タイプの脱出防止扉。
ねこ専用脱走防止扉 にゃんがーど
脱走防止扉を置きたいけれど、マンション住まいで床に穴はあけられない。そんな賃貸住まいの方におすすめです。
突っ張り型の扉なので、壁や床を傷つけること無く、猫が玄関から飛び出すのを防げます。
価格はやや高めですが、愛猫がいなくなってしまってからでは遅いのでしっかりした脱走防止扉を選ぶことを強くおすすめします。採寸をしてオーダーメイドできっちりと作っていただけるので毎日が安心ですし見た目もキレイです。
また、ヒノキでできた木の扉なのでオシャレです。手前からも奥からも鍵をかけられるので使いやすく安心です。
脱走防止扉の中では一番しっかりした作りになっています。
玄関からの脱走が心配な方におすすめ
猫脱走防止パーティション キャキャ
「帰宅してドアを開けたときの脱走が心配」そんな方におすすめです。
玄関へつながる廊下に置いておけば、猫が玄関ドアに近づく心配もありません。スライドドアで人の出入りもカンタンに出来るのがポイントです。
向こう側が見えない素材の間仕切りタイプです。スライドと開き、2つの開け方ができて便利ですよ。
ただ若干作りが細いのでガタガタとするのが気になる方もいらっしゃるかもしれません。
脱走スポット② 窓・ベランダ
ベランダから猫が脱走しそうならコレ
猫の脱走防止
「ベランダの窓を開けたいけれど、猫が逃げたがる」そんなお悩みを持つ方におすすめです。
190cmの高さがあるツルツルした柵なので、猫が登ることができません。
突っ張り棒式で女性でも設置がカンタン。これがあれば網戸にして換気したままお出かけもできますね。
のぼれんニャン プラスで扉がつきました。廊下への設置に対応したことでかなりお安い脱走防止扉の登場となりました。
価格の安い脱走防止扉をお探しの方におすすめ
猫の脱出を防ぎたいけど予算がないからDIYしようかな・・・ とお悩みの方におすすめな商品。
マルカン 猫網戸 脱走防止フェンスLサイズ
脱走防止扉は3万円程度のものが多いですが、このフェンスなら1万円でおつりまで来ちゃいます。リーズナブルでも作りはしっかりしているので、猫の網戸のよじのぼりや脱走を安心して防げます。
猫が網戸を開けるのを防ぎたい方におすすめ
サッシ引戸補助錠ストレート サッシシマリ2個入り
このストッパーを取り付けておくだけで、猫の力では網戸を開けられなくなります。
フェンスに比べると強度は低いのですが、手軽に取り付けられる脱走防止グッズをお探しなら、ぜひ試してみて下さいね。
猫に網戸を破られてお困りの方におすすめ
ダイオ化成 ペットディフェンスα
猫のための「破れない猫用網戸」です。網戸を引っ掻いたりよじ登ったりして破かれることを防げます。
ただし猫用網戸とはいえ、横に網戸を開けられると簡単に逃げられてしまいます。
なので上の【サッシ引戸補助錠ストレート】とセットで使うと良いでしょう。
掃除のときの脱走が心配な方におすすめ
アイリスオーヤマ スリムキャットケージ 2段
「お部屋や玄関掃除のときに猫が逃げたがって困る」
「玄関に大型の脱走防止柵は置けない」
そんな方にはキャットケージがおすすめです。
掃除の間だけ、お客さんが来ているときだけ など一時的な脱出防止の場合はケージの中に入っていてもらえば、猫が外へ飛び出すこともなく安心です。
▼猫ケージのおすすめ・選び方をまとめました▼
ケージおしゃれな猫用ケージのおすすめ。2段か3段で迷った時の選び方も猫脱走防止のためのポイント
フェンスはなるべく高く
脱走防止の間仕切りやフェンスは高さの高いものを選びましょう。
活発な猫だと簡単に飛び越えられてしまいます。できれば最低でも170cm程度はあったほうが良いですね。
それより低いと子猫でも軽々と突破されてしまいます。フェンスは高ければ高いほど安心です。
隙間をつくらない
せっかく脱走防止の柵や扉を置いても、すこしの隙間があるだけで猫は逃げ出してしまいます。
上下左右、隙間を作らないように気をつけてくださいね。
人のこぶしが通るだけのスペースがあれば、猫は簡単に通り抜けられますよ。
柵はきちんと固定する
脱走防止策が不安定だと、猫は力づくで身体をねじ込んだり柵を倒したりします。
猫には家の中のドアであれば簡単に開けられるだけの力があるんです。
脱走防止策はグラつかないよう、こまめにメンテナンスしておきましょうね。
猫が脱走したがる理由は?
「うちの猫、家の中に不満があるから脱走するの?」と考える飼い主さんは多いのですが、これは大きな間違いです。
猫は、家に不満がなくても脱走を企てます!
家の中が気に入らないというわけではなく「外に出たら楽しそう」という本能から逃げてみたくなるのですね。
特に元野良猫や、一度でも外に出たことのある猫は、外は危険なものではないと思っています。
ですが実際には危険がいっぱい。一度外に出たきり戻ってこれなくなることだってあるのです。
猫の安全を考えて、脱走防止のための対策はかならず講じておきましょう。
▼ おすすめの猫のキャリーバッグ
地震災害での脱走
熊本地震・大阪地震のときには、Twitterでも多くの猫脱走のツイートが多くありました。地震に驚いて家から逃げてしまう猫ちゃんが多くいます。
地震災害が多くなってきていますので、猫のための防災対策をしっかりと準備しておきましょう。
先日、熊本地震で行方不明になった猫ちゃんが実に2年ぶりに帰ってきたというツイートがされていました。このような張り紙をしていたら近所の方が見つけてくれたそうです。本当に無事でいてくれて良かった。
熊本地震で行方不明だった猫が帰ってきました(涙)
近所の方が貼り紙を見て連絡してくれました。だいぶん野生化してますが今から精一杯愛情を注ぎます。
皆さま約2年間ご協力ありがとうございました。 pic.twitter.com/cxzMtyxJY9— きなこ きなこ (@UJxpsNyQ8xWsLMn) March 18, 2018
▼ 猫の防災グッズ
大切な猫が脱走したら
大切な猫が逃げてしまうとショックですし「危ない目に遭っていないかな」と不安でいっぱいになりますね。
もし脱走した場合には、玄関を少し開けてフードを置いておきましょう。もう戻らないのかも・・と思い始めた頃に戻ってきてくれたなんてお話も聞きます。
しかし脱走前に対応するのが最良です。外でゴミを食べてお腹に寄生虫を宿してきたり、交通事故に遭ったり、猫を外に出すリスクは大きいです。
早めに脱走防止の対策をして、あなたの猫ちゃんを危険から守ってあげてくださいね。