猫も歳を取ると、人間と同じように介護が必要になりますね。
手足の筋力が弱まったり、便秘や下痢をよく起こすようになるので普段の生活でもこまめな注意をしなければなりません。
正直、飼い主さんにとっても猫の介護は大変です。しかし長年寄り添ってきたわけですから、寿命を迎えるまで一緒に心地良く過ごしたいですよね。
このページでは老猫さんの毎日の生活に役立つ知識や介護グッズをご紹介します。
※老猫(読み方=ろうびょう。おいねこと発音する場合もありますが正しくは「ろうびょう」)
飼い主さんの介護の負担がきっと軽くなるはずですよ。
老猫の介護で気をつけてあげたいこと
猫も歳をとると身体のいろいろな箇所が弱ってきます。
高齢猫をお世話するときのポイントや裏ワザを知り、毎日の介護の参考にしてみてくださいね。
筋力が弱まる
高齢猫になると手足の筋力が弱まり、トイレに間に合わないことがよくあります。
トイレの数を増やしたり、フチまでの段差をなくして猫が入りやすいようにしてあげましょう。
また、歩けなくなった老猫さんにはオムツを履かせるという方法もありますよ。
トイレを失敗する老猫におすすめ
トイレの段差が登れない!そんな猫ちゃんのためのスロープです。
これがあれば楽にトイレまで辿り着けるので、床への粗相が防げますよ。
老猫おむつで一番のおすすめはコレ
猫用オムツは色々なメーカーから出ていますが、一番使い勝手が良いと感じたのがこのオムツ。
他のおむつは尻尾の穴からオシッコが漏れてしまうのですが、これは尻尾周りまでしっかり給水してくれます。
寝ながらオシッコしてもほぼ漏れないです。猫のおむつをお探しなら、ぜひ一度試してみてくださいね!
なんと老猫おむつは手作りもできる!?
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介護用品はどうしても出費がかさみますね。
「ずっと猫用オムツを買うのもしんどい」そんな方におすすめの裏ワザが「人間の赤ちゃん用おむつを使う」です!
赤ちゃん用のオムツを用意して、尻尾の位置にハサミで穴を開けてみてください。
穴の周りを白いガムテープで貼れば、なんと猫ちゃんにも利用できちゃいます。
パンパース、マミーポコ、色々試しましたが猫オムツの代用にはコレが一番です。
胃腸が弱まる
老猫になると胃腸が弱まって、今までのフードが消化できなくなります。
歯も衰えるのでやわらかく食べやすい食事を用意してあげてくださいね。
ちなみに脂肪分が多いと下痢をするので、低脂肪の食事を選ぶと良いですよ。
キャットフードを食べない老猫におすすめの食事
普段のキャットフードにかけても良し、そのまま流動食として食べても良しの「なめる栄養食」です。
15歳から用、18歳から用があり、高齢の猫ちゃんでも楽に飲み込めるようになっています。
猫に必要な栄養がしっかり入った総合栄養食なので、安心して食べさせてあげられますね。
フードを噛めない高齢猫におすすめ
老猫用に、とくに柔らかく作られているウエットフードです。
固形のフードを噛めなくなった老猫でも楽に食べられます。
自分で食べられない子には、人間の赤ちゃん用すり鉢ですりつぶし、流動食にしてから与えると良いですよ。
自分で食べられないシニア猫におすすめ
自分でご飯を食べられない猫に流動食をあたえるときに便利です。
すりつぶしてドロドロにしたフードを、これを使って口の横から流し込んであげてください。
水を飲みたがらない高齢猫におすすめ
風味の良いシニア猫用のミルクです。下痢の原因になる乳糖がカットされているので安心です。
食欲が無いとき、水を飲みたがらないときの栄養補給におすすめですよ。
▼ 猫用介護食をもっと詳しく見たい方はこちらの記事がおすすめ
人気記事老猫がごはんを食べないときのおすすめ介護食。作り方や与え方も!
爪が出たままになり歩きにくくなる
シニア猫は手足のじん帯が弱りやすく、爪がむき出しになることがよくあります。
爪が出たままだと歩きにくくなるので、こまめに切ってあげてくださいね。
初心者でも切りやすい猫用爪切り
切るときに断面がよく見え、切れ味もよい爪切りです。初心者でも握りやすいですよ。
寝たきりの老猫は床ずれ予防を
足腰が弱まった老猫は、1日中寝ていることが多いです。
あまり自分で寝返りを打てないため、皮膚が床ずれしたり関節が固まったりしてしまうこともよくあります。
お気に入りのやわらかい寝床を用意してあげましょうね。
床ずれしにくい猫の寝床をお探しの方におすすめ
手で押すと形が記憶されるクッションです。猫のあご乗せを作ったり、くぼみを作って丸く眠れるようにできます。
猫ちゃんの体の大きさに合わせてへこみを調節できるので、一定の所に力がかからず床ずれしにくくなっています。
人間の介護用品に使われているチップが入ったクッションで、通気性も抜群ですよ。
丸まって眠れるちょうど良いサイズです。
ふわふわしていてしっかり暖が取れるので、体温調節しにくい高齢猫におすすめですよ。
まとめ
介護用品や医療が日々進歩していることもあり、猫の長生きさんは増えつづけています。
大事に育てると20年近く生きてくれることもあるので、出来るだけ過ごしやすい環境を整えてあげたいですね。
便利な介護グッズをうまく使うことで、飼い主さんの負担もきっと軽減できるはずですよ。