突然、猫のウンチが血便に…。飼い主さんはとても不安になりますよね。
猫のウンチに血が混じるのには様々なケースがあります。
「黒い色・鮮血・下痢・ゼリー状の粘膜」があるかどうかで原因は変わってくるのです。
このページでは、猫のウンチの異変の原因と対策をケース別に分かりやすくご説明します!
獣医さんのアドバイスも載せていますので、参考にしてみてくださいね。
猫が下痢と血便をしているときの原因と対処法は?
猫のウンチに血が混じっているときは、慌てずにウンチの固さもよくチェックしてみてください。
柔らかい下痢で血が混じっている場合は、病気のサインだと考えられます。
下痢と血便の原因は
・大腸炎
・腫瘍
などの重篤な病気であることがほとんどです。
下痢をすると脱水症状になって衰弱してしまいますので、すぐに病院で診てもらいましょう。
病院では輸液で水分を補給してくれたり、下痢をストップさせるための整腸剤や乳酸菌などを処方してくれますよ。
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我が家の猫の下痢がとまらなくなった時、病院でおすすめしてくれました。
消化の良いフードで胃腸に負担をかけにくいのだそうです。
獣医さんと相談して与えてみてくださいね。
猫が黒い血便をしているときの原因と対処法は?
猫の真っ黒なウンチは血便の一種で「タール便・メレナ」とも呼ばれています。
どす黒い色なので、見た目にビックリしてしまいますよね。
血は胃や腸で消化されると黒色に変わるといわれています。
つまり、黒いウンチは胃や十二指腸で出血が起こっているということなのです。
黒い血便の場合は
・小腸炎
・食道からの出血
・胃炎
などの原因が考えられます。すぐに病院で診てもらいましょう。
我が家の18歳の老猫も、真っ黒いタール便をしたことがありました。
老衰もあって、腸の機能がだいぶ弱くなっていると獣医さんに言われました。
タール便が出るようになって食欲が減り、痩せてしまったとき、獣医さんは「体重維持がとにかく大事。食べられるものを食べさせてあげて」と話していました。
だいぶ体力が落ちていた我が家の子ですが、これなら食べてくれました。
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猫用の介護食です。
かなり香りが良く、舐めるだけで必要な栄養が取れますよ。
猫の血便にゼリー状の粘膜が付いているときの原因と対処法は?
猫のウンチに半透明の、ゼリー状の粘膜が付くことがあります。
我家の老猫にもあったのですが、見た目に不気味な感じなので驚いてしまいますよね。
獣医さんに聞いたところ、ゼリー状の粘膜の正体は「腸壁や、腸の粘液」なのだそうです。
大腸がなんらかの理由でダメージを受けると、腸を修復するために大量の粘液が出ます。
それがウンチと一緒になって、ゼリー状で出てくるのですね。
大腸が炎症を起こす原因には
・大腸炎などの病気
・食べ過ぎ
・ストレス
・便秘や下痢
・アレルギー
が考えられます。
意外とやっかいなのが、ストレスです。
ストレスは大腸の炎症だけでなく、膀胱炎など色々な病気の原因となります。
できるだけストレスフリーな環境を作ってあげることが猫の健康につながるのですね。
ちなみに、我が家でいちばん効果を感じたストレス解消グッズはこちらです。
OSJキャットタワー突っ張り 最高255cm 爪研ぎ つっぱり猫タワー
我が家の猫のストレス解消に最も役立ったキャットタワーです。
遊び場にもお休み場にもなり、猫たちが毎日喜んで使っています。
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トイレが気に入らなくてストレスを溜める猫も多い、と獣医さんに聞きました。
トイレの数は、飼い猫の数+1が理想です。
このトイレは作りがシンプルで置きやすいですよ。
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食物アレルギーが原因で血便になることもあります。
こちらはアレルギーを持つ猫用に調整された、主成分お米のフードです。
獣医さんと相談して与えてみてくださいね。
猫が鮮血混じりの血便をしているときの原因と対処法は?
ウンチが出る直前に血がつくと、真っ赤な鮮血混じりの便になります。
鮮血の場合は、大腸から肛門までの間で血が出ていると考えられます。
原因としては
・大腸炎
・大腸の腫瘍
・猫汎白血球減少症による腸炎
・異物を飲んだ
・便秘で肛門が切れた
などが考えられます。
固いものを飲み込んで腸が傷つき出血することもありますし、人間と同じように便秘によって肛門が切れることもあります。
まずは病院に連れていき、原因の特定と処置をしてもらいましょう。
そのとき便をビニール袋などで密閉して持っていくと良いですよ。
まとめ
猫の血便は緊急性の高いケースが多いです。
すぐに病院に連れていき、獣医さんに診てもらってくださいね。
原因がストレスやアレルギーであれば、猫の遊び場を増やしたりフードの種類を変えてみたりと、おうちで出来るケアを行ってあげましょう。